音楽記録

つらつらと思ったこと吐く自分の記録的なブログです。音楽のことばっかり書いてます

MOODYMANN / Why Do U Feel

MOODYMANNの魅力は「黒さ」にある。

一般的に、黒人的な音楽といえば、「力強さ」や「粗野」、洗練とは無縁な印象だ。それは黒人音楽に求める刷り込まれた感覚であるが、デトロイトのハウスシーンの中でも特にブラックな感覚を与えてくれるアーティストが、自分の中ではMOODYMANNだ。

正直、ディープハウスやデトロイトテクノはそこまで詳しくない。

しかしディープハウスやデトロイトテクノの歴史を辿りながら著名なアーティストを漁ったことあるが、そこで特に感じた印象は「無機質」だった。

そう感じる一番の原因は打ち込みにあるが、MOODYMANNの打ち込みやサンプリングは、何故か、生演奏のような「粗野」な印象を与えるのだ。

また、無機質な印象を与える要因として、「ミニマル性」もある。

打ち込みのループが繰り返されるミニマルが、ハウスやテクノの特徴でもあるが、MOODYMANNは故意なのか無意識なのか、あまりミニマルさを感じさせない曲作りをしている。

 MOODYMANNのサンプリングの特徴として、人の声やライブハウスの歓声をサンプリングする。それに、ドラムも打ち込みではなく、生の音をサンプリングが多いように思う。そういったサンプリングから、「無機質」と感じるミニマル性や、シンプルな印象とは離れ、「粗野」「力強さ」。いわゆるブラックな印象を与えているのだと思う。

自分は自然に、テクノやハウスの繋がりからMOODYMANを聞くというよりも、ファンクやソウルの延長線上として、MOODYMANを聞いている。

スライやファンカデリックと同じ感覚でMOODYMANNを一緒に聞いているのだ。

 ハウスやHIPHOPなどを聴いていない方がいるのならば、黒人音楽の延長線上として捉え、MOODYMANをまずは聞いてほしい。

BPMが早いファンクと思えばいいと思う。

 

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Loren Connors / Hell's Kitchen Park

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Loren Connorsの音楽の印象は孤独だ。

Loren Connorsはアルバムを多く出しているが、その理由の一つとして、一人のギターの宅録で完結できることにある。

それに、恐らく大半の曲は即興で録音している。

1曲1曲が、完結しているとは思えない、その場のノリと感情で演奏したような即興のブルースを聴けるところがLoren Connorsの魅力だ。

自分はこの様な曲が好きだ。

Loren Connorsの様な即興的な曲や、セッション音源なんかの曲が自分は前から好きだった。

学生の頃はジミ・ヘンドリックスにハマってよく聞いていたが、その中でも特によく聞いていたアルバムは、ジミが生前に出したスタジオアルバムよりも、死後に発売されたアウトテイクやセッション音源なんかのブートであった。

スタジオで何十分もセッションを行っている、その曲としての荒っぽさや、展開が読めない緊張感や、それにジミ自身がセッションを楽しむ気楽さも交えたギタープレイが聴けるのが好きだったのだ。と思う。

Loren Connorsと同じく、即興の演奏で共通して言えるのは、弾いているアーティストの感情が伝わってきやすいことなんじゃなかろうか。そこが即興演奏の魅力なんだと思う。

 ギターのテクニックは、一般的にいえば決してLoren Connorsは巧くはないかもしれないが、そこが彼の一番の魅力なのであって、憧れでもある。

Loren Connorsの曲を聴けば、音楽にテクニックは必要ない(失礼)ことを思い知らされる。(いや、それこそが彼のテクニックなのである。)

 

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